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はせくらみゆきのマンスリーことのは通信

あけの会 マンスリーことのは通信2019年7月

あけの会の皆様、こんにちは。
お元気ですか?
梅雨の合間の晴れ間が、
ことのほか嬉しい季節となりましたね。

雨が上がる度に、ドキッとするほど、
濃くなる緑の力に感動しつつ、
このメールを書いています。

実は昨日まで、福岡個展でした。
今週からは東京です。
なにかとバタバタしていますが、
元気に過ごしています。

たぶん、先週訪れた、
伊勢のエネルギーが残っているのでしょうか?
あけの会の仲間と研修で訪れたのですが、
今回訪れた伊勢は、いつもにもまして
さらにパワフルなエネルギーを感じました。

これからますます、
我という我の力だけではなく、
大いなる意思と共に、
それぞれが我という個を生かしていく、
そんな時代が始まっていくのだなぁという想いを、
新にたしました。

今回、内宮内にございます、
伊勢神宮の氏神様である、
宇治神社にて、
あけのうたの奉納をさせていただいたのですが、

神々が、
人の中に入って共に立ち働こうとしている
ことを思いました。

ちゃんと、大いなる御心が
内に入って働いてくれるような、
調った心、
調った身体、
調った行動をとりながら、
精進していきたいものですね。

さて、今月の雅楽ですが、
黄鐘調の越天楽をお届けします。

よく聞く平調の雅楽と違って、
少し音程が高いと思いませんか?

そうなんです♪
これが日本人の感性の素晴らしいところで、
季節によって、調が変わっていくんですね。

決して、ヴィバルディーの「四季」に
負けてはいないんです(笑)。

私たちの祖先は、春夏秋冬の季節の情感を、
音の高さの基調を変えることで表していたのです。。

ちなみに、
春は双調(そうじょう)で、音にするとソ音。
夏は黄鐘調(おうしきちょう)で、ラ音。
秋は平調(ひょうじょう)で、ミ音。
冬は盤渉調(ばんしきちょう)で、シ音。

参考までに、平調の越天楽はこんなふうです。

なんだか、落ち着きますでしょ…まるで、
しっとりとした空気に、秋の紅葉が映えるようです(笑)。
それと比べると、黄鐘調の雅楽は、
高い音色で、光がより強く感じられ、
キラキラ(夏はギラギラかも!?)
している感がしませんか?

こうして、
同じ曲でも
雰囲気がガラッと変わるようになっていたんですね。

音の衣替えをして、
季節の情緒を味わう和国の先人たちの感性。
その子孫として、
命の先端を生きている私たち。
なんだか嬉しいですねえ。

さぁ、私たちもこの夏に向けて衣替えをして、
見るもの聞くもの爽やかに、
面白がっていきいきと、
夏の風に吹かれて進みましょう。

どうぞお元気でお過ごしくださいませ。

はせくらみゆき

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