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はせくらみゆきのマンスリーことのは通信

あけの会 マンスリーことのは通信2019年10月

皆さま、お元気ですか?
はせくらみゆきです。
秋の風が気持ちよく吹くころとなりましたね。
これからは外に出るにも、
家でなにかするにも、
最適な季節となり、嬉しい限りです。

私の方は、フィレンツェに居を構えて、
一か月がたちました。
なんとか暮らしにも慣れて、
日々をいとおしむように暮らしております。

ある程度年齢がいってからの留学なので(笑)、
見える視点が、若い時と違って面白いです。
その中でもとりわけ、面白いなぁと思ったのが、
現実に対する見方、とらえ方です。

歴史は古くても、
統一された国としては若いイタリアの国。
1861年までは、それぞれの地域が独立国だったため、
イタリアという国は存在せず、
その名前は一地域名に過ぎなかったのですね。
それが、幾重にもわたる戦いを経て、
とうとう一つの国へと統一されたという歴史を持つ国なのです。

そのせいもあるのでしょうか。
彼らは自分の生まれた場所に誇りを持って生きています。
同時に、たくさんの艱難を超えての現在だからなのか、
実に、「今を生きる」ことに集中しているなぁと見受けられます。

正直な感覚では、人と会うと、
必ず盛り上がって時間をとるのが、
「マンジャーレ」(食べること)の話題。
パスタの種類から入れる手作りのソースのつくりかた、
ワインにドルチェにエトセトラ…語る、語る!(笑)。
基本的に外食はあまりしない(高くつくので)で、
手作りをする彼らたちは、家でのホームパーティや、
ピクニックで楽しんでいるようです。

また、死ぬときには貯金がゼロになってしまうことの多い、
平均的イタリア人の生き方は、
とにかく、「今、出来ることを楽しもう」
という気持ちに溢れていて、
普段から、倹約・貯金を是とする日本人からみると、
ちょっとびっくりな感覚の違いがたくさんありましたよ。

と、イタリアでの近況報告から始まりましたが、
日本を離れることで、かえって、
日本という国の特殊性と貴重さを日々、
思うようになりました。

西洋で売っている地図からみたら、
本当に、東の端っこにある国。
目線でいえば、あまりに際のところにあるため、
視点から入らないかもしれない国。

けれどもそこにいる人々の、
気高く素直で美しい心。
そこで作られる製品と、
精神性の高さの発信。

いろいろな意味で、
日本はこれから、
注目されていくだろうなと思いました。
だからといってあぐらをかく暇はありません。

実際のところ、
まだまだ世界の大半の人の意識は、
日本といえば、
スシやアニメ、ホンダ、トヨタ…程度に
とどまっているようにみえます。
つまり…あまり意識に上ってはいないということです。

私たち日本人も、
日本から見た世界だけではなく、
世界から見た日本の、

いえ、
地球から見た、
日本と世界を俯瞰して、
その中でどうとらえ、発信していくことが、
全体として栄えていくのか、
そんな視点を育てていく必要があるように思います。

さて、今月の中旬には、
秋の集いございます。
ご参加予定の皆様、
楽しみにしていらしてください。

きっと、きっと心に残る会になるのではと思っています。
とりわけ、即位礼の儀を意識しながら、
今年は秋の集いのプログラムを組ませていただきました。
ワークもそれにちなんだものになります。
また、講演会も、久々の、深田・はせくらコンビです。
たぶん息の合った講演会となるとおもいます。
数霊の深い叡智を、分かち合えたら嬉しいです。

さて、日を合わせたという、即位礼正殿の儀。
これがいったいどういうものか、
また、どんな祭典があって、何をするのかを
まとめた記事がありましたので、
そちらをご紹介しますね。
興味がある方はぜひ、ご覧になって下さい。
政府広報オンラインより
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201903/1.html

この大切な式典の前日と当日に、
私たちは秋の集いを致します。
皆さんと共に心をあわせながら、
この国と、国民と、あらゆるものが、
幸せに栄えますよう、祈りを込めつつ、
過ごせたらいいなと思っております。

では、今月の雅楽をご紹介します。

10月の雅楽は、
萬歳楽です。

鳳凰が飛び立つ姿を、
舞にしたともいわれるこの曲は、
おめでたい時に演奏されることが多い楽曲です。

とりわけ、即位礼の時に、
舞っていたとされる舞楽ですので、
今月にピッタリかと思います。

どうぞ、優雅な調べと舞いに、心を潤わせ、
自由な心で、翼を広げてくださいね。

それでは今月も素晴らしき月となりますように。
どうぞお元気でお過ごしくださいませ。

はせくらみゆき

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