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はせくらみゆきのマンスリーことのは通信

あけの会 マンスリーことのは通信2020年6月

皆様、こんにちは。
お元気ですか?

さわやかな六月となりました。
本当に月日が経つのは早いものですね。
桜の開花を待っていたような気がするのですが、
気が付いたらもう、初夏になっています。

私が住む湘南では、
サーファーの姿も増えてきて、
いつもの夏の装いになってきました。
といっても今年は海水浴(海開き)が行われないようですので、
いつもと違う夏になるようです。
やはり、コロナ禍によって、
私たちの暮らしの様相が、どんどん変わってきていますね。

けれども、私は思うのですよ。
それを船に例えて言ってみます。
私たち一人ひとりが小舟に乗って、大海を航海しています。
その海は、やがて嵐が来るかもしれないし、
潮の流れが変わるかもしれない。

なので、海の様子や天気の様子を調べ、
対策をとるのは必要なことです。
しかしながら、もっと大切なことは、
今、動かしているその船を、
安全に正しく航海し続ける、ということではないでしょうか。

まずは、自分に集中する。
自分自身と身の回りに集中する。
その上で、外の世界を見渡す。
見渡しながら再び、自己を見つめ、
その時々もっともよいと思われることを
行動に移していく。それを繰り返す。
…といったやり方が、
安全な航海に必要なことではないかと思います。

ちなみに先月末に、
内なる叡智の想い突き動かされながら書いた新刊、
「コロナショックから始まる変容のプロセス」
―これから何が起ころうとしているのか?―
https://amzn.to/3gWQs5G
という本を上梓致しました。
その中に、今起こっていることをはじめ、
これから起ころうとしていること、
そしてその中で、何を大事にして進んでいくとよいのかなど、
精神面的なことから現実的な対処法まで綴っております。
もしよろしければご覧いただければと思います。

私はその本を綴りながら、
あらためて「和心」について、
想いを馳せることになりました。

和心(わごころ)これを、大和言葉でいうと、
「やわらぎのこころ」と呼ぶことができます。

やわらぎの民。やわらぎの心。
そんなまろやかでゆったりとした心を持つ人たち。
これらの奥にある精神性が、
陽からはじまる楽天観であり、
人は生まれながらにして、
素晴らしい存在である。尊い存在である。
という元一つを分かち合った性善説の考え方が、
私たちの「和」を形成する、
基底部となる考え方なのだと思いました。

そんな「和」の世界を、実践をもって表していくためにも、
今は、おかれた場所の中で、
「一所懸命」に生きていくことなのではないかと感じます。
少なくとも今現在、
日本において、コロナウィルスさんは「休眠状態」に
入りつつあるようですから、これも天の采配と思い、
この間に、しっかりと自己を見つめ、
自分自身の内から出てくる想いに沿って、
暮らしと生き方の
リノベーション期間をしていくとよいのかもしれません。

さて、今月の雅楽をお知らせします。

今月の雅楽は、
皆さんよくご存じの越天楽を、
黄鐘調で奏でたものをご紹介いたします。

雅楽の六調のうち、夏は黄鐘調と呼ばれ、
洋楽で言えばイ音が基調となるものです。

ちなみに、春は双調。
夏は黄鐘調(おうしきちょう)。
秋は平調(ひょうじょう)。
冬は盤渉調(ばんしきちょう)」にして、
調子が四季に対応しているのですね。

さらに、一日のなかにも調子があったといわれ、
当時の人々が、調子というものを時間の流れにそわせながら、
実に感性豊かに暮らしていたということが伺われます。

ともすれば、
外側の強烈さに心が向かいがちですが、
どうぞ、そんな時にこそ、
普段皆さんが聞いておられる音楽に加え、
雅楽の悠久の調べ―、
音と音の間にある壮大な時空に包まれて、
和らぎの時をお過ごしくださいね。

それでは今月もどうぞ良き時をお過ごしくださいませ。

はせくらみゆき

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