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はせくらみゆきのマンスリーことのは通信

あけの会 マンスリーことのは通信2021年11月

皆様、こんにちは。
お元気ですか?
私の方はドタバタ引越し劇もやっと落ち着いて、
穏やかな日常を取り戻しつつあります。

今回は、物件選びこそは楽だったものの(一件目で決めました)、
引っ越し直前の鍵をもらってからが、少し大変でした。
というのは物件を管理している不動産屋さんの手違いで、
ハウスクリーニングから電気設備、畳に至るまで、
すべて一からやらなくてはいけなくなったからです。

時間も迫っているため、直接業者さんとやり取りをして進めましたが、
いやぁ~、プロってすごい!
という一言に尽きます。数日の間で、見違えるように、
家に息吹が吹き込まれ、無事、入居できるようになったのです。

そしてふと振り返ってみると、
今まで住んでいた環境よりも、快適になっていることに気づきました。
渦中にいるときは、ただ超えていくのに必死ですが、
終わってみるとすべてよしで、ただただ有難く思います。

というわけで、新天地からの環境で
この通信を綴っております。

本日、お伝えしたい素敵な言葉があります。
それは「お辞儀」という言葉の元の語源について。

実は、お辞儀はもともとは、お時宜からきているのだ、
ということを先日読んだお作法の本で知りました。

時宜というのは、時期、タイミング、状況が、丁度良いという意味です。
つまり、ベストタイミングということ。

ということは、お辞儀をするということは、
その時、その場、その状況に、最もふさわしいことを、
ふさわしいようにやっております、
ということでもあるということに気づいたのです。

お辞儀はお時宜。
すべてはちょうどいい。
すべてはベストタイミング。

この、いさぎよく、かつ時運、時流を掴んでいる
生き方と在り方が、次の時空を創っていくのかもしれません。

であるならば、
心を込めて、丁寧に、お辞儀という行為に集中してみる。
ペコッと頭を下げるのではなく、
ゆっくり頭を下げて、相手のことを思い、

すべてがちょうどよいタイミングの中で、
出来事が進んでいくことに信頼と安心をもって、
すーっと頭を上げていく。

それだけで、ますますいのちは喜びに満ちた世界へと、
自然といざなわれていくのではないでしょうか?

…本当に、日々そのものが気づきの連続ですね。

さて、今月の雅楽をお届けします。

今月の雅楽はBGMとして聞くことが出来る動画を
ご紹介いたします。

https://www.youtube.com/watch?v=VQV4gACS3fA

雅楽の音色は、聴こえてくる可聴域の音はもちろんですが、
人が聞き取ることのできない高周波(2万Hz以上)の音も入っています。
つまり、何気なく聞いているだけでも、
身体は「聴いて」いて、それによって、振動していると考えられます。

私はよく何かの作業しながら、雅楽を聴いているのですが、
その悠久のリズムに触れているだけで、
心がゆったりと拡がり、身体も解放されていく感があります。
皆様もどうぞ、日常の中に、
世界最古のオーケストラ―雅楽の音色を取り込んでみてください。
きっと、また新しい世界がひらけてくることと思いますよ。

それではどうぞ今月も、お元気で
よき時をお過ごしください。

はせくらみゆき

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