午前の部、会員さま限定「あけの舞研修会」では、昨年お作法研修でご準備いただきました装束のうえに、舞の衣装である「ちはや」を着て舞の稽古をしていただきました。装束をきて、正式参拝、枚岡神社さまのご誘導のもと結界に入らせていただき大祓奏上ののち、あけの舞の稽古にはいる、大変本格的な研修会を開催。
午後には「春のつどい特別企画」として、東大元教授であり、ベストセラー作家としても大人気な矢作直樹先生の講演会、はせくら代表講演会、矢作先生とはせくら代表のジョイント講演、お食事交流会をしました。
春日大社の正式参拝で今年のスタートを迎え、懇親会を開催しました。新春ならではのはせくら代表による講演会のテーマは「変わるものと変わらないもの」。
立春明けとなる日に、河内国一宮枚岡神社の中東宮司様の御指導により、大変めでたい狂言舞である「七福の舞」をお稽古して、全身で新年度の弥栄を寿ぎました。
第二部は特別稽古生様対象の初稽古で、教養講話のテーマ「雅楽舞と狂言について」。初稽古を通して、心技体が一つになれるように、一つひとつ磨いていきました。
今年の締めの研修会は河内国一宮枚岡神社にて開催されました。装束に身を包み、舞とお作法の研修を受けた後は、拝殿に上がり、奉納式をさせていただきました。きりりと冷える空気の中、皆で心を一つにして舞わせていただきました。昨年の天岩戸開神事に続く奉納でしたが、一年の歩みと学びを振り返りながら、全員が心を一つにして奉納致しました。大変有意義な会でした。
また、初稽古となりました七福の舞は、短い舞ながら、その所作の一つひとつに心と身体を調え、明るい未来を寿いでいく、めでたい舞です。狂言の言祝ぎは、ことのほか難しく、丹田が座っている所作は、これから時間をかけてお稽古してものにしていきたいと思います。
終了後の直会交流会では、お楽しみ会あり、講演会ありの、とても楽しいものとなりました。
初夏に開催致しました、日本の象徴である富士山麓にて行われました、富士研修会と一対を成すという考え方で、富士の「開き」に引き続き、鳴戸・淡路にての「結び」の研修をいたしました。力強く渦を巻く鳴戸を見学しながら、おのころ島神社にて、正式参拝と「あけの舞」の奉納をさせていただきました。40人の大人の群舞は、大変力強く、優美な舞となりました。
京都御所では、生きた日本史として、歴史と日本の心を体感しながら、御所内を見学致しました。
おりしも、現天皇様が譲位されることが決まり、平成から新しい時代へと変遷していく真っ只中にある昨今でございますが、その中において、京都御所の地を体感し、歴史と文化、そして精神を学んでいくことが、大変意義深いこととなりました。あいにくの雨模様でしたが、その分情緒たっぷりの中、参詣することが出来ました。
西陣織会館では匠の技に心より感動いたしました。こうした伝統技能が末永く続き、栄えていきますことを願っております。
また、懇親会の前に行われました、「伝統色にみる日本の美意識」の講義とワークでは、貴人たちが使われた色やにしえ人の深い洞察力によって生まれた色について学びました。日本人の色の持つ感性に皆で感服致しました。
夏の最中の暑い日でしたが、本格的な舞の稽古を致しました。装束に身を包み、作法を習い、皆で、心を一つに合わせながら、所作を習い、舞いました。女性は鈴を持ち、男性は扇を持っての稽古です。 一つひとつの所作のなかに意味があり、祈りがあり、かたちがあります。稽古を重ねるたびに、少しずつからだの中に奥深いものが宿ってくるようです。日本人の心の奥にあるものを、このようなかたちで学んでいけることを大変嬉しく思っています。
2017年の研修は富士山を選びました。なぜ今、富士山なのかというと、日本の象徴である富士の峯において、森羅万象の理を感じ、体感を持って、私たちの心の故郷を味わうということを、やりたかったことが一つと、もう一つは、これから完成しようとしている「明けの舞」の心礎(心の礎)を築いていくためにも、富士に行くことが直観的に必要であると感じたからです。
日本人の心の原点ともいえる、富士山にて、学び、調え、和の心の結びを体感できたことは、とても嬉しく思います。
■午前の部 あけの舞研修会
■午後の部 矢作先生・はせくら代表理事ジョイント講演会
2018年6月24日 北海道研修会 1日目
第一部 支笏湖でのワークと水中遊覧船
北海道研修会ははせくら代表の出身地でもある北海道の地で開催。スペシャルゲストとして、河内国一宮枚岡神社の宮司様である、中東弘様がご同行いただき、日本一の透明度を誇るといわれている支笏湖を訪ねました。支笏湖では水中遊覧船に乗り、コバルトブルーの深き蒼の色の美しい湖面を船から堪能しました。
第二部 あけのうた雅楽振興会記念講演会
夜は記念講演会開催し、中東宮司様の「神話から学ぶ日本の文化」、はせくら代表「天意のリズムで生きる」。北海道ならではのお食事を楽しみながら、北海道の一般の方にもご参加いただき、新たなる交流も出来ました。
2018年6月25日 北海道研修会 2日目
第一部 北海道神宮さま正式参拝と境内散策
午前中は北海道神宮にての正式参拝と謡の奉納。吉田宮司さまにお出ましいただき、尊くもお話をお聞かせいただき、今回は謡のみの御奉納となりますが、北の大地の弥栄を願い、心を込めて御奉仕させていただきました。
奉納後は、吉田宮司さまの御先導を賜り、広い境内を自由散策していただきました。
北海道神宮にての奉納は、そう簡単には許可がおりない聖地でして、さまざまなプロセスと尽力をいただき、奉納許可をいただいたことは大変有難く名誉なことであり、さらには身にあまる格別な御対応をいただきまして、参加者一同大変感謝しております。
第二部 お食事会と羊ヶ丘
お昼は、北海道食材を大いに使ったこだわりの料理で有名な、川甚本店で舌鼓を打ち、市内を車窓から観光したのち、クラーク博士の像がある羊ヶ丘展望台へと向かい、北海道らしい風景を堪能し、花と緑、祈りに包まれた、もりだくさんの研修となりました