一般社団法人　あけのうた雅楽振興会

皆様、こんにちは！
お元気でいらっしゃいますか？
日毎寒くなりますが、体調はいかがですか？

私の方は、まだフィレンツェにいて、
元気に暮らしております。
ここ、フィレンツェは、街そのものが美術館といわれるほど、
アンティークなものに囲まれているのですが、
（ちなみにイタリアの京都といわれています。実際に、
姉妹都市となっているのだそう）
面白いことに、
イタリア人は、「わび・さび」の感性が
わかるのだそうです。

確かに、街にはいたるところに、
朽ちかけたものや壁面に残っている下絵などがあり、
それをひたすらずーっと修復しつづけている、
という感じなのです。
その古きに美を見いだそうとする心、
それはまるで、わび・さびと同質のものを感じます。

イタリア人の性格と日本人の性格は
あまりにていないですが、
美に対する感性は似ているなと思いました。

さて、このたび
2020年の新年を迎えまして、
「令和」が万葉集からの引用ということで、
万葉のふるさとをたずね、
よろずのうたの源泉にあるものをさぐり、
新年の初稽古を古都奈良の地で行えたらと考えております。
昼食及び夕食(お食事交流会)も含む、
一日がかりのイベント（朝は遅めです）となりますが、
ぜひともご参加いただきたく、
お便りをしたためております。

来年はいよいよ出雲大社様での奉納となります。
今、国内にいないからこそ、みえてくるものがあるのですが、
これからは日本の神々が織りなす「神動」が、
核となる働きをされて、いろいろなことが動くのであろうな、
ということを感じざるを得ません。

とりわけ、
今まで控えめだった出雲の神様が、
表へとでてお働きになるのであろうと思われます。
そんな中、まるで時の約束のごとく、
この時期に、「明け」「結び」「七福」を御奉納できますことは、
ただただ、有難くもったいないことであると感じております。

2月29日の初稽古は、その大切な一歩となりますので、
ぜひともご参加いただけますと有難く思います。
皆様と再会できますことを心より楽しみにしております。

はせくらみゆき　拝