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はせくらみゆきのマンスリーことのは通信

あけの会 マンスリーことのは通信2023年2月

皆様、こんにちは。
寒い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか?
どうぞ体を温め、暖かいものをいただき、
体の芯があったまる暮らしをされてくださいね。

ちなみに、私はお風呂から上がる時には、
いったん冷水を足元にかけてから上がるようにしています。
そうすると、足元がポカポカして、寒くなくなるんです。
あとは冷水と温水を交互に浴びたり、走ったりと…あの手この手で、
免疫力アップを心掛けています(笑)←体育会系

さて、来る2月5日(日)には、
楽しみにしているあけのうた雅楽振興会の新春の集いがあります。
元住んでいた大好きな街―宝塚をご案内できるのも楽しみですし、
久々の眞井(まない)御前の里、神呪寺で、空海さんの気を感じながら、
エネルギー交流できることも楽しみです。
また、雅楽の謡の講習会などもありますので、
スポット参加される皆さまはどうぞ楽しみにされていてくださいね。

さて、いろいろなことが同時多発的に起こっている昨今ですが、
今年は立春から、本格的に今年の流れが始まります。
直観に聴くと、やはりそれぞれがそれぞれの方向へと
分化していく流れが、加速していくようなのです。

そんな流れの速い中にいると、どうしても焦ってしまったり、
迷いが出てきたりと、何かと不安になる材料も出てくるとは思いますが、
こんな時こそ、「内を観る」意識。
自燈明法灯明を是として、外なる現象に踊らされない意識の指向性が、
改めて大切になってくるのでは、と思っています。

また、これからの十年は、今までにもまして、
日本人が持つ役割…培ってきた歴史と精神性の高さ(徳の心)が
大切になってまいりますので、今一度、心あらたに、
ミタマ磨きを愉しまれるとよいのではと感じております。

尚、歴史認識については、やはり原点回帰というのでしょうか。
元糺す―元を糺して、世界を見わたす視点を持つのがよろしいかと思います。
最近、私自身がハマっている、「縄文時代」ですが、
この時代は、15000年の長きに渡り、殺戮や戦争がなかったといわれる、
世界史的に見ても稀有な時代なのです。

現代へと続く紀元後の歴史は約2000年です。
そこから考えると15000年って…いったい何倍長いのでしょう!?
さらに言うと、縄文時代が始まったとされる16500年頃のさらなる昔には、
40000年前(しっかり氷河期!)には日本列島に人が住み着き、
旧石器時代を営んでいたといわれています。

そしてなんと38000年前には、静岡県沼津から神津島まで、
100キロを超える遠洋航海を実現していたことがわかっています。
それって本当に驚くべきことですよね。
私たちの御先祖様は、高い航海技術をはるか昔から持っていた、
ということになるのですから。

さらに、時代区分としては旧石器時代であるにもかかわらず、
3万年以上前の「磨製石器」が続々と出てくるのですから。
学校で習った教育としては、旧石器時代が打製石器、
新石器(今から約1万年ぐらい前)時代より磨製石器になった、
とされていますが、ここ日本列島に関しては、
それがそのまますんなり当てはまるわけじゃない、ということなんですね。

ただ、割ったもの、だけではなく、
磨いて、研ぎ澄まして、使いやすいように工夫する人たち。
モノづくり大国日本の原点が個々にある気がするんです。

また、時代を追って、古墳時代には緑・青色をした、
青銅器文化の粋である「銅鐸」が創られることになるのですが、
こちらも、12センチの大きさのものから、最大144センチのものまで、
実に見事な青銅器が出土されているそうなのです。
しかもその厚さは2ミリのものもある。
この厚みは現代の技術をもってしても再現できないといわれているほど、
精巧なものなのだそうです。
ある工務店が近年になって、再現したところ、
どうしても2ミリの壁は超えられず、3ミリ厚となってしまったのだとか。

けれども、私が最も感動したのは、それらの銅鐸の出土状況が、
きっちりと揃えられて丁寧に埋められていたのだということです。
おそらく祈りと感謝をもって、丁寧に埋められたのだと思います。
これもまた、ものを大切に扱う日本人ならではの感性だなと思い、
感動致しました。

こうして古き歴史をひも解けばひも解くほど、新たなる発見と気づきがあります。
当会の講座を通して、そんな歴史や古史古伝などや、世界文化史なども、
お伝えしていけたらと思っていますので、どうぞお楽しみに。

それでは今月の雅楽をご紹介します。
2月の雅楽は、左舞 「春鶯囀壱具 しゅんのうでんいちぐ」です。
ちなみに、壱具とは雅楽の曲において、
楽章構成の欠けが無く本来あるべき楽章を完備している状態の事を言うのだそうです。
動画にアップしているものは、全六楽章あるうちの、
第三楽章で「颯踏 さっとう」という楽曲です。

ゆったりとした高貴な舞が、悠久の時を運んでくれますね。

尚、今月のオンライン月次祭につきましては、
新春の集い以降で考えておりますがまだ未定となっております。

それではどうぞお元気でお過ごしくださいませ。
立春大吉、本年もどうぞよろしくお願い致します。

はせくらみゆき 拝

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