サンプルイメージ

はせくらみゆきのマンスリーことのは通信

あけの会 マンスリーことのは通信2023年11月

皆様、こんにちは。お元気ですか?
今年もはや、残すところ二か月となってしまいました。
月日が経つのははやいですね。

さて、先月開催されました、秋の集いでは、
多くの皆様にご参集いただきまして、大変感動しております。
今回は、メルマガ会員様にも一部枠組みを設けましたため、
全国各地より参集していただきました。
心より御礼申し上げます。

お陰様で、高松塚古墳から始まり、大和国一之宮大神神社での正式参拝と対談、
お食事講演会と交流会と、充実した秋の集いを過ごすことが出来ました。
やはり座学も大切ではありますが、実際に見て、感じて、歩いて、触れて、
といった全身で体感する学びは格別です。
この「感じる」感覚を大切にしながら、あらゆるものの中にある奇しきものを、
「神知る」感性を養っていけたらと思います。

また、会では、翌日に京都大原研修会を行いましたが、
秋晴れの爽やかな風の中、ゆったりと大原の里で、
足を運びながらの貴重な学びをさせていただきました。

三千院の阿弥陀仏が放つ、無量光の慈悲に心を解かれ、
寂光院の建礼門院様が、その短い生涯を終えるまで、
深い哀しみを祈りへと昇華させた、菩提の心に胸を打たれました。

来月の当会は、お稽古納めの研修会と交流会となります。
再び、日々のお稽古に戻りまして、来年の大舞台に向けての、
精進を重ねたく思います。

ところで、先の研修会の終盤に、ある方より質問をいただきました。
それは、星々と神様、ピラミッドの関係についてだったのですが、
この場を借りて、お伝えできたらと思います。

まず、ピラミッドのことから。
かの有名なギザの三大ピラミッドは、
オリオン座の三ツ星の配置と一緒であり(けっこう有名ですよね)、
和名ではオリオンはカラスキと呼ばれ、スサノオの剣として見立てられています。
エジプトの神話では、オリオンは、オリシス神になります。

そしてピラミッドには、南側と北側に二つずつ穴が開いているのですが、
南側にある斜め上の穴は、オリオン座(オシリス神)の方向を向き、
その下にある穴は、シリウス(神話ではオシリスの配偶神―イシス)を指しています。
また、北側の穴は、古代の北極星を指しているとのこと。

古代エジプトにおける新年は、イシス神であるシリウスが、
太陽を引き連れて現れるかのように、東の空に出現する日でした。
それを、ヘリアカル(ヒライアカル)・ライジングと呼びます。
エジプトではその後から、母なる恵みの川―ナイル川が氾濫したりしますので、
この日を知ることがとても大切だったのです。

日本ではシリウスのことは、大星や青星と呼ばれ、
太陽の次に最も明るい恒星として、とても重要視されていました。
ちなみにオリオンの三ツ星は、素戔嗚の子である宗像三女神として例えられ、
昔から崇拝されていたようですよ。

というわけで、深まりゆく秋の夜、星空を眺めながら、
雅楽の音色に耳を傾けてみられてはいかがでしょうか?

楽曲名は「千秋楽」。
…といっても雅楽の千秋楽で、演劇などの舞台の千秋楽ではございません。
調子は、盤渉調(春は双調・夏は黄鐘調・秋は平調・冬は盤渉調と一般的に呼ばれます)で、
天地を駆け抜けるとされる「龍笛」のみの音色です。

よければラジオ感覚でお聞きくださいませ。

というわけで、深まりゆく秋の中、
日を追うごとに寒くなりますが、
どうぞ皆様、お元気でお過ごしくださいませ。
それではまた、来月のメルマガでお会いいたしましょう。
ありがとうございました。

あけの会 はせくらみゆき 拝

謡バージョン「あけのうた」冒頭 コチラをクリック!
雅楽バージョン「あけのうた」冒頭 コチラをクリック!
和心を学ぶあけの会メルマガ
入会のご案内〜詳しくはこちら
ことのは通信
CD「ことほぎ」の購入はこちら
七福神祝詞
▲ あけのうたを通じて心の岩戸を開いてくれる神社 枚岡神社
▲ はせくらみゆき オフィシャルHP
はせくらみゆきオフィシャルブログ▲ はせくらみゆきオフィシャルブログ